小遣いが2千円

働きながら主夫をこなす男の生活

名探偵息子

子供たちを二階の寝室にあげて、妻が晩酌をしだした。

おつまみに、ポップコーンを作ってくれと言うので、作ることに、

火で炙って作るタイプのものを妻が昼に買ってきていたものだ。

ポンッポンッと音を立てて出来上がった。

出来たものを妻が食べ始めると・・・

二階から、「ポップコーンの匂いがする」と息子の声

とっさに妻は机の下にポップコーンを隠した。

ドタッドタッと、階段を下りてくる音、息子が二階からやってきた。

「なんかポップコーンの匂いがするねんけど」と息子

遅い時間で歯磨きもしたので、あげるわけにはいかないと、

妻は、「ポップコーンなんてないよ」と言った。

すると息子は、「おかしいなーここにあそこにあったポップコーンが無くなってる」

と、キッチンに置いていた場所を覚えていた。

そして、机の上に置いてある鍋敷きを見て、「これは、ポップコーン乗せるやつや」

と言い当てた。

食べ物に関する推理力は凄まじい息子であった。