小遣いが2千円

働きながら主夫をこなす男の生活

散髪屋にて

 

お盆休み中に家で、汗をかきながら部屋の片づけをしていると、

 

 

妻が、「髪の毛ボサボサで、カツラみたいやし、これで髪の毛切ってこい」と言いて、

 

 

二千円を渡されました。

 

 

最近、前髪が鬱陶しかったので、ちょうどよかったと思いながら、

 

 

近所の散髪屋に向かい髪の毛を切ってもらうことに、

 

 

いつもは、カットと顔剃りだけしてもらっていたのですが、

 

 

お店のスタンプカードのスタンプが溜まっていてシャンプーが無料だったので、

 

 

シャンプーもしてもらうことに、

 

 

髪の毛をカットし終わって、シャンプーをしてもらっていると、

 

 

店員さんが、「どこかかゆいところはないですか?」と尋ねられた時に、

 

 

ふと、息子を美容院に連れて行った時のことを思い出した・・・

 

 

 

その時は、小学校の入学式前で、写真撮ったりするやろうという事で、

 

 

息子を美容院につれていった。

 

 

初めてお店で髪の毛をカットしてもらうので、息子は、ドキドキとワクワクで、

 

 

ソワソワしていた。

 

 

息子を担当してくださった方は、優しそうな方で、

 

 

「これはなに?」「これ何に使うの?」とキョロキョロする息子を

 

 

上手に相手していてくださった。

 

 

そして、髪の毛を洗ってもらっている時に、

 

 

店員さんに、「かゆいところはない?」と聞かれた息子が、

 

 

「背中がかゆいです」と、天然を炸裂させて答えて、

 

 

「それは、お父さんに掻いてもらってね」と、笑いながら言われていた。

 

 

 

そんなことを思い出し、ニヤニヤしながら、「いえ、大丈夫です」と

 

 

答える私であった。