うちの息子は、飴が大好きで見かけたら、すぐに食べたがる。
この間、私が乗っている車が、調子が悪くなったので、休みの日に
ディーラーさんで、見てもらうことになった。
車屋について、点検に一時間ほどかかると言うので、息子と一緒に
店の中で待つことに・・・
しばらくして、テーブルの上にある飴に息子が気付いた。
「お父さん、これ食べていいの？」と息子が聞いてきたので、
「食べていいよ、でも一個だけやで」と私が言うと、
「やったー」と言って、入れ物に入ってる飴を鷲掴みして、
大量に、ゲットしていた。
「一個やで」と私が注意すると、
「えーじゃぁ二個だけ、二個だけ」と言って
しぶしぶ二個だけ取ってほかは返していました。
それから、30分くらい時間がたって、展示してある車とか、雑誌とか見ながら
時間をつぶしていた。
息子もキッズコーナーみたいなところで、遊んでいた。
それから、二人とも飽きて、元のテーブルに戻って、ジュースを飲んでいると、
息子が、「トイレ行ってくる」と、トイレに走っていった。
すると、私たちが、座っていた席から、トイレまで、飴が、
コロン、コロンと、落ちていた。
まるで、となりのトトロの中トトロが、ドングリを落としているみたいに
飴が、点々と落ちていた。
テーブルの飴の入れ物を見るといつの間にか空っぽになっていた。
息子は、私の隙を見て飴をとっていたのであった。
トイレから帰ってきた息子を見ると、ポケットにあふれんばかりの飴を
詰め込んでいた。
「ん？」ふと、違和感を感じた私が周りのテーブルを見回すと、
全部のテーブルの飴の入れ物が、空になっていた。
いつの間にか、息子はすべての席を回り、飴を根こそぎ取っていたのだった。
「かえしてきなさい！！」と、叱っていると、
お店の人が、袋を持ってきて、「大丈夫ですよ」と私に言って、
息子に袋を渡して、「落とさないようにこれに入れときー」と言って
飴を下さった。
マジで、恥ずかしかった・・・
点検が終わって、帰ろうとした時に、
補充された飴も取ろうとしていたので、抱っこして急いで、車に乗り込んで、帰路についた。
車の中で、こんこんと、叱ったが、飴をおいしそうに舐めながら、
「わかった、わかった」と言うむすこであった。
