今週のお題「怖い話」
6年ほど前の話なのですが、私が勤めていつ会社が旧社屋が老朽化したので取り壊して、新しく新社屋に建て替えてしばらくしてのこと。
そのころ私は魚をさばいたりする部署で勤めていたのですが、その日は大口の注文が入り沢山の造りを仕込まなくてはならなかったので、朝の4時頃から出勤していました。
早い時間だったので、会社に出勤しているのはまだ私一人でした。
周りは真っ暗の中、自分のいる部屋だけ明かりがついていて、周りは静寂で私の作業する音だけが響いていました・・・
暫くすると後ろの方から・・・
パタンッ、と音がして振り向くと蛇口に長いホースが巻き付けられたホースがほどけて
下に落ちた音だった。
(なんや、ほどけて落ちただけか)と思った瞬間・・・
大きなシンクに4個ついてる蛇口のホースが、右から順番に一個ずつパタンッ、パタンッ、パタンッ、とはずれていった、
しっかりと巻いてあるのに順番にほどけるのはおかしいと思い怖くなり
その部屋から飛び出し、周りの部屋の電気を付けて回ってほかの人が出勤するのを待っていました。
その日は、それから何もなかったのですが、会社に長く勤める方にそのはなしをしたところ
こんな話を教えてくださいました。
会社の裏手には神社があるのですが、昔、そこは首切りの処刑場だったらしくその魂を鎮めるために建てられたものらしいとのことでした。
旧社屋の時には何人もの人が首のない人影を目撃していたそうです。